【犬しつけ】噛む・甘噛みを止める方法とは?噛み癖の理由や子犬の心理

犬のしつけ方

犬を飼っている多くの家庭が1度は悩んだことがある「噛み癖」や「甘噛み」。

家具がボロボロになるだけでなく、ケガの原因になることもある噛み癖は、何より止めたい問題行動ですよね。

実は、犬の噛み癖には様々な「理由」が存在しており、間違ったしつけの方法をしている飼い主も多いのです。

今回は、犬の噛み癖の理由・心理を解説するとともに、噛み癖に対する対処方法をご紹介します!

犬のしつけで困る噛み癖や甘噛み

愛犬の困った行動の1つである「噛み癖」や「甘噛み」。

犬という生き物は、言葉の代わりに「噛む」ことによってコミュニケーションを取るという一面も持っています。そのため、噛むことは本来仕方のないことでもあります。

しかし犬の噛み癖は、靴や家具などを噛んでしまうといった被害だけでなく、場合によっては飼い主や他の人を噛むなどといったトラブルに繋がってしまうこともあります。

また、噛み癖と似た問題行動である「甘噛み」ですが、甘噛みとは犬が人間や他の犬に対して手加減して噛むことであり、主に生後1ヶ月未満の子犬に多い行動とされています。

犬にとっては手加減していても、人によっては大きな痛みを感じたり、流血するほどのケガの原因になりかねません。

子犬の頃にしていた甘噛みを矯正しなかったために、成犬になって噛む力が強くなった時に飼い主を困らせてしまうこともあります。

そのため、子犬の時点で「飼い犬の甘噛みや噛み癖をなくしたい!」という飼い主も多いのです。

犬の噛みグセ・甘噛みの原因や心理

多くの飼い主を困らせる、犬の噛み癖や甘噛み。

実は、犬の噛み癖には様々な理由や原因が存在しており、噛み癖を直す時にはそれぞれの理由に基づいた方法で行う必要があるのです。

ここでは、犬が噛み癖・甘噛みをする原因や心理について解説していきます。

●歯のかゆみを解消するために噛む

犬は生後3~4週間で乳歯が生え始め、3~4ヶ月ぐらいから乳歯から永久歯に生え変わります。

新しい歯が生えてくる時には、歯茎に痒みやムズムズ感が生じてしまうため、家具や物を噛むという場合があります。

また、乳歯がしっかり抜けない状態でいると、次に生える永久歯がゆがんでしまったり、歯と歯の間にすき間ができてしまうことがあるのです。

そのため、歯の生え変わり時期に物を噛むことによって、歯の生え変わりを助けているのです。

●学習するために噛む

犬は子犬や物を運ぶ時などだけでなく、子犬の頃は特に物の大きさや固さ・形などを学習する時にも甘噛みをする場合があります。

特に子犬の頃は、兄弟や親犬と遊ぶなかでお互いを甘噛みをすることによって、噛む強さの加減を学習していきます。

しかし、相手が人間の場合は正しいタイミングで加減を教えることが困難であるため、成犬になってもいつまでも甘噛みをしてしまうのです。

●不安や恐怖などによる防衛本能から噛む

犬は人間の行動に対する不安感や恐怖などの気持ちを表現する時にも噛みます。

体罰によるしつけや暴力を振るわれた経験のある犬などは特に、人間に対して「恐ろしい・何をされるかわからない」などの感情を抱えており、自分の身を守るために仕方なく噛む場合も多いのです。

また、他の人が飼っている犬に噛まれたことがあるという人のなかには、「手を近づけただけで噛まれた」「近づいただけで噛まれた」などの意見が多く見られます。

これは主に成犬に多く見られ、犬のテリトリーや許容範囲を超えてしまったことによる、犬の防衛本能の1つです。

●じゃれつきたい・遊びたいから噛む

犬が噛む・甘噛みをするのには、噛んだ時の飼い主の反応を楽しんでいる場合もあります。

犬に噛まれた時に飼い主が過剰に反応すると、犬は「遊んでくれている」「喜んでいる」と思い、飼い主にもっとかまってもらうために噛み癖・甘噛みを続けてしまうのです。

この場合、犬は「家具や物を噛むことによって、飼い主が自分に注目してくれる」という間違った学習をしてしまっている場合が多いです。

また暇を持て余している時にも、ストレス発散のために物を噛む・甘噛みをすることもあります。

犬の噛み癖への間違ったしつけ方法

犬が「噛む」ことには、それぞれ理由や原因がわかりました。
噛み癖を直すには、理由や原因に合ったしつけ方法をする必要があります。

しかし、普段のしつけ方法のなかには「間違った方法」も多く存在しているのです。

飼い主が意外とやりがちな「間違ったしつけ方法」、自分は大丈夫と言えますか?

●長々と大声で説教する
可愛い愛犬には、しっかり分かってもらいたいがために、長々と説教をするという飼い主も多いですが、人間の集中力が一般的に20分であるのに対し、犬は約5分程度であると言われています。

そのため、一回のトレーニングを長時間するのは、短時間のトレーニングを複数回行う場合と比べると効率が悪い場合があるのです。

これは噛み癖のしつけについても同様であり、1回噛んだことに対して長時間叱っていると、犬の関心が他のことに行ってしまい、しつけの効率が悪くなることがあります。

大きな声を出して叱ることについては、始めのうちは犬が驚いて噛み癖を止めますが、何度も続けていると犬が慣れてしまい、これまでのような効果が期待できなくなる場合もあります。

●首やマズル(口元)を力任せにつかむ

よくある噛み癖の間違ったしつけ方法として、噛まれた手を犬の口に突っ込む・マズルをつかんで叱るなどがあります。

首やマズルは犬にとっての急所であり、力任せにつかむことは犬の防衛本能を引き起こし、かえって噛まれる危険性があるため逆効果になってしまいます。注意しましょう。

●犬の名前を呼んで叱る

犬を飼っている人がよくやりがちなしつけ方法であるのが「犬の名前を呼んで叱る」。

可愛い愛犬だからこそ、何度も名前を呼んであげたいという気持ちもありますが、噛み癖をしつける時に名前を呼んで叱ってしまうと「名前を呼ばれると怒られる」という間違った学習をしてしまう可能性があります。

この方法では、愛犬を可愛がろうとした時に犬が飼い主のそばに寄って来なくなることもあるため、問題行動をしつける時には愛犬の名前を呼ばないようにするのがいいでしょう。

噛む犬への対処法

●噛んだ直後に短い言葉で叱る

愛犬の問題行動に対して叱る時には、常に一定の言葉で叱ると良いとされています。

「ダメ!」「いけません!」などといった、できるだけ短い言葉の方が犬が理解しやすいため、効果的です。

また噛んできてもひるんだり、感情的にならずに毅然とした態度で対応しましょう。
愛犬が噛むのをやめたら、しっかり褒めてあげることを忘れずに!

●家具などにはいたずら防止スプレーをする

噛まれたくない家具やインテリアには、いたずら防止スプレーや噛みつき防止剤などを使用するのも良いでしょう。

犬にとって「苦い」「まずい」と感じる成分が含まれているスプレーは「あそこを噛むと苦い」という学習をさせることができ、噛み癖のしつけに効果があるとされています。

●犬が噛んでも良いおもちゃなどで遊ぶ

犬にとっては、どれが噛んでいい物・悪い物であるかの区別ができません。

そのため、ストレス発散などのために、家具や物を手当たり次第噛んでしまうことがあります。

犬専用のおもちゃ・ロープなど、犬が「これは噛んでもいいんだ!」と理解しやすいもので一緒に遊んであげることが、噛み癖のしつけや、噛み癖の原因にもなるストレスの発散にもなります。

●無視をする

犬が甘噛みをした時には「無視をする」というのも効果があります。

特に子犬の頃に多い「甘噛み」ですが、甘噛みをされた時に飼い主が嬉しそうにしていると「喜んでる!」「もっと噛んでもいいんだ!」と学習してしまうことがあります。

そこで、犬が噛んだ時に飼い主が遊ばない・無視をするなどの反応をすると「噛んだら遊んでくれなくなる…」という学習に繋がるとされています。

噛む犬・甘噛みへのしつけ方まとめ

●本来、犬にとっての「噛む」という行動はコミュニケーションの1つである

●犬が噛む・甘噛みをする理由には、犬としての本能やこれまでの学習によるものが多い

●犬が噛んだ時には感情的にならず、毅然とした態度で対応を!

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犬は200以上の言葉を理解できる賢い動物です。

そして人間と同じように社会性を持って、コミュニケーションを取りたいと思っている生き物なのです。

病気にかからないために予防接種をするのと同じように、犬のしつけはとても重要!

心の健康や生活態度へ大きな影響を与えます。

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